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4.5
Jackson Browneという人は歌に対して真摯な人だ。彼のどの歌も本当に真面目に人生を考え、どう対応してゆくべきなのかという前向きな姿勢に彩れられているし、表現も本当に詩人だ。しかしこのところのアルバム並びにこのアルバムのツアーに行った人間として感想を言わせてもらうと、バックバンドが彼にあっていない。一人一人は別にへたと言うわけではないし、Mark Goldenbergのギターなどうまいとしか言いようがないだろう。でも彼のギターはJacksonの歌に決定的にあわない。昔のバンドはよかったと書きたくないが、どうしてもそう思えてしまう。だから彼が弾き語りで来てこのアルバムの曲を一人で演奏した時、初めて心に染みた。バンドの人選をもう一度再考すべきじゃないかなあ、と私がここで言ってもどうしようもないが。